釣りを始めてみたい、始めてはみたものの思うように魚を釣ることができないと、悩んでいませんか?
せっかく釣りをするなら魚を釣ってみたいですし、できれば、たくさん釣っておいしく食べたいですよね。
この記事では、初心者でもかんたんに釣れる魚と魚に合わせた仕掛け、釣り方のコツについて紹介していきます。
かんたんに釣れる魚おすすめ5選
おすすめは次の6種類の魚になります。
- ハゼ
- アジ
- イワシ
- カサゴ
- キス
- サヨリ
初心者の方でも簡単に釣ることができ、仕掛けも難しいものを使わずに、市販のもので十分釣ることができます。
それぞれ順番に紹介していきましょう。
ハゼ
一般的にハゼと呼ばれているのは「マハゼ」といわれる魚のことをいいます。
全国の河川の河口部の汽水域や港の内海になどのに生息しており、7~10月ごろまで釣ることができます。
初心者でもかんたんに釣れるため、シーズンともなるとたくさんの釣り人がハゼを狙って河口で釣りを始めます。
ハゼは漁などで捕れる魚ではないため、市場やスーパーに出回ることがほとんどありません。
つまり、ハゼは釣る以外に捕る方法がなく、食べられるのは釣り人の特権ということです。
いっけん見た目の悪いハゼですが、天ぷらで食べるととてもおいしくです。
身は柔らかくふっくらしていて、魚の天ぷらの中では、5本の指に入るくらいのおいしさだと筆者は思っています。
かんたんに釣れて、しかもおいしい人気の高い魚です。
ハゼ釣りの仕掛け
仕掛けは1~2本針の仕掛けがおすすめです。
市販のもので、ちょい投げやハゼの仕掛けを使い、合わせてテンビンを使うと良いでしょう。
オモリは、5号前後のオモリを使うことをおすすめします。
ささめ針(SASAME) ちょいハゼセット(ハゼ) 鈎8/ハリス1 赤 H-005 価格:506円 |
釣り方のコツ
ハゼ釣りのコツは、仕掛けをゆっくりと動かすことです。
どういうことかいうと、仕掛けを投げた後に仕掛けが落ちた位置から動かさず、アタリが来るまで待つだけでは
仕掛けを落とした場所だけにしか、魚にアピールすることができないということになります。
当たり前ですが、そこに魚がいなければ釣れることはありません。
そこで、ゆっくりと糸を巻きながら仕掛けを動かすことで広い範囲にアプローチしていきます。
仕掛けを落とした地点から手前へゆっくりと仕掛けを引いてくることで、ポイント全体を広く探ることができます。
そうすることで、魚との遭遇率を上がり、釣れる確率が上がるということになります。
ぜひ、試してみてください。
アジ
アジは日本全国の海の堤防や港の内海などで基本的に一年を通して釣ることができます。
アジは回遊魚のため、場所や潮、時間帯などの条件によって回遊してくるタイミングが異なります。
「前回釣りに来たときはたくさん釣れたのに今回は釣れなかった」なんてこともあります。
しかし、条件さえ合えば、面白いように釣ることができ、しかも、条件が良い時間帯を狙うことができれば、
短時間でたくさん釣ることもできるので、一日中ずっと釣りをしていなくても大きな成果を得ることができます。
すこし難しそうに聞こえたかもしれませんが、釣り方自体はとてもかんたんなので初心者でも大丈夫です。
アジ釣りの仕掛け
アジ釣りでは、サビキとカゴ釣りの2種類の仕掛けがあります。
アジはコマセ(撒き餌)でおびき寄せて釣るので、
どちらの仕掛けもカゴと呼ばれるコマセ(撒き餌)を入れる道具を付けて使います。
サビキ
サビキとは、針に魚の皮やスキンと呼ばれる疑似餌(以後スキン)の付いた針が6本前後、連なっている仕掛けのことです。
針にスキンが付いているので、エサを付けなくてもアジを釣ることができます。
筆者はケイムラと書かれた仕掛けをおすすめします。
ハヤブサ 小アジ専科 オーロラハゲ皮 HS068 (サビキ 仕掛け) 価格:330円 |
ハヤブサ 小アジ専科 リアルシラス HS201 (サビキ 仕掛け) 価格:418円 |
カゴ釣り
カゴ釣りは、ウキとカゴが付いた1~2本針の仕掛けを投げて釣る釣り方です。
仕掛けを投げるので狙えるポイントが広くなり、スキンとエサの両方を使える仕掛けもあり、
サビキに比べて釣れる確率が高い釣り方です。
仕掛けが絡まりやすいのでテンビンを使うのがおすすめです。
【20日はP最大36倍!限定クーポンも配布します!】ささめ ササメ w-665うきうき堤防カコ゛五目リールM【今夏サビキ特集】 価格:662円 |
釣り方のコツ
アジは回遊魚であるため、常に同じ場所にいるとは限りません。
なので、アジの群れが来たら、コマセ(撒き餌)を撒いて、できるだけアジをその場に留めるようにすることが大切です。
撒き餌を食べている間はその場に留まるので、そこへ仕掛けを投入し、効率よく釣っていきましょう。
群れが入ってきたことを確認するには、周りの釣り人の様子をうかがいましょう。
周りが釣れ始めたら群れが入ってきた合図です。
水の中だけでなく、人の様子を見ることも釣果に繋がる要素になります。
イワシ
イワシは日本の北海道から九州まで広く生息しており、基本的には1年を通して釣ることのできる魚です。
脂がのる10~2月ごろが旬となっています。
日本には、
- マイワシ
- カタクチイワシ
- ウルメイワシ
の3種類のイワシが生息しています。
どのイワシも釣り方は同じなので、難しく考える必要はありません。
基本的な釣り方は、先述したアジと釣り方が同じなので、アジ釣りの最中にイワシが釣れることもあります。
また、逆も然りです。
アジ釣りに行ったのに、アジは一匹も釣れなかったけど、イワシがたくさん釣れたなんてこともあります。
イワシは群れで生活をしているので、群れが港の中や釣り場の近くに寄ってくればたくさん釣ることができます。
イワシはおいしい食べ方は、マイワシなら刺身や天ぷら、カタクチイワシならつみれ汁、ウルメイワシなら一夜干しがおすすめです。
イワシ釣りの仕掛け
群れがいるときに一気にたくさん釣れるのでサビキ仕掛けがおすすめです。
価格:284円 |
釣り方のコツ
アジの釣り方と同じになりますが、撒き餌で群れを留めることで効率よく釣ることができるでしょう。
釣るためのコツとは少し違うかもしれませんが、
イワシを釣るうえで最も大切なことは、手返しを良くして効率を上げることです。
群れが来ている間にたくさん釣る必要があるので、釣れた魚を針から外す動作を速くする必要があります。
その方法は、
魚が釣れたら針に魚が付いたままの状態で、サビキのオモリを竿を持っていないほうの手で持ち、
サビキ全体を揺らし、魚を外していくという方法になります。
この動作を2~3回行うか、群れがいなくなるまで続けてから外したイワシを回収しましょう。
夏の暑い日は魚が傷みやすいので、早めに回収することをおすすめします。
手返しを良くすることで短い時間で効率よくたくさんのイワシを釣ることができます。
カサゴ
カサゴは、日本全国の海底の岩場やテトラポットの間などに隠れて生息している、
根魚やロックフィッシュと呼ばれている魚です。
カサゴは地方によって呼び方が違います。
九州ではアラカブ、近畿地方ではガシラ、日本海北部ではハチメなど、他にも違う呼び方があります。
ネットの釣りの情報などを見る際には、カサゴではなく地方名で記載されていることもあるので注意してみてください。
カサゴの釣れる場所は、主に磯の岩場や防波堤のテトラポットの中などの影ができて隠れられる場所です。
釣り方は、穴釣りといわれる釣り方が主流です。
穴釣りとは、積みあがった岩の隙間やテトラポットの隙間(穴)の中にエサを落としていく釣りになります。
釣りの流れとしては、穴の中にエサを落として、アタリががなければ次の穴へ移動してまた落とす、たったこれだけです。
夢中になりすぎて、穴をのぞくときに自分が穴に落ちないように注意してください。
カサゴは基本的に一年中釣ることができるので、時期などの影響を受けにくいため初心者でも挑戦しやすい魚です。
カサゴは刺身、から揚げ、煮つけなどおいしく食べることができ、味に定評がある魚です。
ぜひ釣り上げた際にはさまざまな食べ方を試してみてはいかがでしょうか。
カサゴ釣りの仕掛け
カサゴは、隠れられる岩の下やテトラのなかにいるので、根掛かりが多発します。
ブラクリや胴付き仕掛けなど極力ハリスの短い仕掛けにすることで、根掛かりを防止することができます。
【マラソン★2店購入でP10倍!さらに最大5%クーポン有!】H.B コンセプト 大漁ブラクリ 5号 H.B concept 価格:270円 |
ささめ D-305 メバル・カサゴ胴突仕掛け 2本針 3セット 8−0.8 価格:316円 |
釣り方のコツ
カサゴは縄張り意識が強い魚で、障害物のカゲに自分の縄張りをつくり、そこからあまり動くことはありません。
なので、じっくり丁寧に一つ一つポイントを探っていくことが大切です。
障害物のあるポイントを徹底的に探ってみましょう。
シロギス
シロギスは、砂浜などの海底が砂地の場所に生息しており、見た目が白く美しく、その見た目から砂浜の女王と呼ばれています。
シロギスは、北海道から九州の海底が砂地の場所で釣ることができ、釣れる時期は3~10月と長い期間釣ることができます。
特に釣りやすくなるのが6~10月の間で、6~9月に産卵のために浅瀬に寄ってきます。
そのため、堤防や砂浜からでも、かんたんにシロギスを釣ることができるでしょう。
逆に、冬場は水温が下がってしまうので、沖の深いところへいってしまい、釣れなくなります。
シロギスのおすすめの食べ方は、なんといっても天ぷらが一番でしょう。
お店で天ぷらの盛り合わせを注文すると、高確率でシロギスの天ぷらが入っているほどの定番ではありますが、やっぱりこれがいちばんですね。
キス釣りの仕掛け
シロギスの仕掛けは2~3本針の仕掛けががおすすめです。
シロギス釣りにおいて、針の数が多いほど釣れる確率が高まります。
しかし、針がたくさん付いている仕掛けは扱いが難しく、仕掛けが絡まったりして釣りどころではなくなってしまうこともあります。
なので、扱いやすい2~3本針の仕掛けをおすすめしています。
針の大きさは5~6号がおすすめです。
ささめ針 ちょい投げセット K-017 (キス 仕掛け) ゆうパケット可 価格:330円 |
オーナー針 鈴なり仕掛キスR3本 鈎7/ハリス1 N-3383 価格:230円 |
釣り方のコツ
釣るためのコツは次の3点です。
- エサの大きさを変えてみる
- 仕掛けを動かして探る
- 地形が変化しているところを狙う
それでは解説していきます。
エサの大きさを変えてみる
シロギスは口が小さいため、エサが大きいと針の位置まで口に入り切らずエサの端っこだけ取っていってしまうことがあります。
エサを適正な大きさにするのことでエサだけ取られることを防ぐことができ、針に掛かる確率を上げることができます。
エサだけが無くなったときはエサを小さくして再度投げて探ってみましょう。
仕掛けを動かして探る
ハゼ釣りと同様に仕掛けを動かしてポイントを広く探ることで魚との遭遇率がグッと上がり、
釣果を伸ばすことができます。
シロギスは、群れで行動していこともあるので、一度アタリがあったらその場で少し止めておくと、2~3回アタリが来ることがあります。
これを意識すると、一投で2匹、3匹と連掛けすることができ、効率よく釣ることができます。
アタリが来たからとすぐに仕掛けを巻かずに少し待つことで、一度にたくさんのシロギスを釣ることができます。
地形が変化しいるところを狙う
地形が変化している場所に身を潜めていることが多いです。
砂地のポイントでは、波や潮の流れによって海底が波のようなデコボコがあります。
シロギスは、デコボコのへこんでいるところに身を隠しながらエサを探して泳いでいます。
なので、へこんでいるところを狙うと、釣果が上がります。
へこんでいるところの探し方は、リールの巻いている感覚で探すことができます。
ゆっくり巻いていると、軽く巻けるところと、重くなるところがあると思います。
重くなるところは、デコボコを上っているので重くなります。
反対に軽く巻けるところは下りになっていて、オモリが下ることで軽く巻けるようになっています。
へこんでいる場所の一番深い場所の探り方は、オモリがデコボコを上り始めたあたりで止めたところです。
へこんでいる場所を探り当てたら少しその場で仕掛けを止めて待ってみましょう。
アタリがなければ、次のへこみへ仕掛けを移動させ、また少し待ってみましょう。
アタリがあれば、もう少し待ってみてアタリが出なくなったら、次のへこみへ移動するか、そのまま巻き上げて魚を引き上げましょう。
以上の3点を意識して、シロギスを狙ってみましょう。
サヨリ
サヨリは、サンマのように細身で下アゴがヤリのように細長くのびていて、その先が口紅を塗ったように赤くなっているのが特徴です。
その姿から別名「海の貴婦人」とも呼ばれています。
釣れる時期は、8~5月ごろまで釣ることができますが、最も釣れる期間は11~3月ごろの冬の寒い時期です。
大きさは最大で40㎝ほどまで成長します。
大きいサイズのものは刺身がベストで、小さいものは一夜干しして、少しあぶるとおいしく食べることができます。
釣れた際にはぜひ試してみてください。
サヨリ釣りの仕掛け
サヨリは水面近くを回遊している魚なので、仕掛けもウキを付けて水面付近を漂うように作られています。
シモリと呼ばれる小さなウキが付いている仕掛けが多く、なるべく仕掛けを水面に近くになるようにしています。
メインとなるウキにはスーパーボールなど浮力があり重いものが使われている仕掛けもあり、投げるときの飛距離を出してくれます。
針は1~2本針、サヨリは口が小さいので針の大きさは3~5号アタリが良いでしょう。
ささめ針 お!サヨリOKリール竿用 W-736 (堤防釣り 仕掛け) 価格:379円 |
釣り方のコツ
サヨリは、水面付近に泳いでいることが多い魚です。
なので、エサを水面に浮かせておく必要があります。
そのために、シモリ玉という小さいウキを仕掛けに取り付けてエサを浮かせるようにします。
こうすることで、表層を泳ぐサヨリにアプローチしやすくなります。
また、浮くエサを使用することも効果的になります。
筆者が良く使うエサは、はんぺんです。
はんぺんにストローを刺し、貫通させて、ストローの中に残った細くなったはんぺんを針につけて使用します。
はんぺんは浮力があるおかげで、水面に浮いてくれるので、シモリなどを使わずにエサを浮かせることができ、魚に違和感を与えずにアピールすることができます。
サヨリの釣るうえで一番オススメなのは、オリジナルの仕掛けを作ることです。
筆者は、浮かせることに特化した仕掛けを作って使用しています。
仕掛けに沈んでしまう、オモリやサルカンなどを一切使わず、飛ばしウキとシモリ玉つけた一本針の仕掛けです。
ハリスは長めにして、飛ばしウキやシモリ玉とエサの距離を離すことでサヨリになるべく違和感を与えないようにしています。
とてもおすすめの仕掛けなのでぜひ参考にしてみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回紹介した魚たちは、
- ハゼ
- アジ
- イワシ
- カサゴ
- シロギス
- サヨリ
初心者でも比較的にかんたんに釣ることができ、しかも、おいしい魚たちなので、
お子さん連れのファミリーにもおすすめです。
この6種類をすべて釣ることができるようになるころには、釣りの楽しさがわかるようになっていることと思います。
そうなると、ほかの魚種へ興味が湧いてくると思いますので、その際はぜひお好きな魚を狙ってみることを強くおすすめします。
釣りを好きになる人が一人でも増えることを願っています。
コメント