初めて釣りにいく時に「何を持って行けばいいんだろう?」「釣りのマナーってあるの?」と不安に感じていないでしょうか?
釣りを始める初心者の方にとって、まず知っておきたいのが「釣り場でのマナー」と「持ち物」です。
マナーについて知っていれば、釣り場での不要なトラブルを避けることができますし、必要な道具を揃えておけば、より安心、快適に釣りを楽しめます。
釣りを快適に楽しむために、あると便利な持ち物をリスト形式で紹介します。
この記事でわかること
- 釣り場での基本マナー【6選】
- 初心者に必要な持ち物リスト
- 子ども・ペット連れの注意点
- よくある失敗とその回避法
最後には、ありがちな失敗例とその対処法も解説。
事前にしっかり確認しておけば、「忘れ物で釣りができなかった」「釣り禁止エリアだった」なんてことも避けられますよ!
初心者が守るべき釣り場のマナー【6選】
釣り場では、最低限のマナーを守ることがとても大切です。
その理由は、周囲の人とトラブルにならないようにするため。
実際、SNSやYouTubeなどでも、釣り人同士のトラブルが話題になることがあります。
また、港内でのゴミの放置などが原因で、漁協と揉めて釣りが禁止になってしまった場所もあります。
このような状況が続けば、釣りができる場所そのものがどんどん減ってしまうのが現実です。
そうならないためにも、初心者の方は特に基本的なマナーをしっかり守って、気持ちよく釣りを楽しみましょう。
以下では「なぜその行為がダメなのか」まで丁寧に解説していきます。
①ごみは必ず持ち帰る(ゴミ袋持参)

漁港や海岸など多くは、漁師の方や漁協の方が仕事をする場所で管理なども行っています。
ゴミが落ちていると掃除をする手間が発生し、漁協の方に負担が掛かってしまいます。
あまりにもヒドイ場合には、立ち入りが禁止されてしまいます。
釣り場に出かけるときは、ゴミ袋を必ず持参して、ごみはすべて持ち帰るようにしましょう。
漁港や海岸は、漁師さんや漁協の方が日々仕事をしている大切な場所です。
ゴミが落ちていると、掃除の手間が増え、現地の方々に迷惑がかかってしまいます。
特にゴミの放置が目立つと、釣り禁止・立ち入り禁止になることも。
これからも気持ちよく釣りを楽しむために、マナーを守って行動しましょう。
◎「来たときよりキレイにして帰る」が釣り人の基本マナーです!
②他の釣り人との距離を保つ(最低でも5m)

釣りでは、仕掛けを投げるときに釣竿を大きく振る動作が発生します。
そのため、竿を振る範囲に人がいないことをしっかり確認することがとても重要です。
安全な距離の目安としては、隣の釣り人と5メートル以上あけるのが理想です。
間隔が狭いと、仕掛けや針が他の人に当たってしまう危険もあります。
万が一、十分な距離を取れない場合は、無理に釣りをせず、他の釣り場への移動も検討しましょう。
移動をすることも考えて、候補となる他の釣り場を探しておいた方が良いよ!
③大声・音楽などの騒音を控える

釣り場では静かな環境を好む人が多いため、大声を出したり音楽を流すことは周囲の迷惑になりやすい行為です。
屋外だからといって、常識の範囲を超える騒音を出すのは避けましょう。
特に港や堤防などでは、近隣住民や漁協の方々の仕事の妨げになったり、トラブルの原因になったりすることもあります。
釣りをする際は、静かな雰囲気を大切にして、周囲に配慮しましょう。
また、周囲に人がいない場合でも、音量には十分注意を。
思った以上に音は響きやすく、不快に感じる人がいるかもしれません。
みんなが気持ちよく釣りを楽しめるよう、マナーを守って行動しましょう。
④立ち入り禁止区域には絶対に入らない

釣り場には、立ち入り禁止の場所も存在します。
命に関わる危険な場所は、立ち入り禁止になっています。
また、釣り人のマナーの悪さによって漁協や漁師の方に迷惑をかけ、問題になった場所も立ち入り禁止区域になっていることもあります。
場合によっては、警察に捕まることもありますので、釣り場を探す際には立ち入り禁止区域かどうかも一緒に調べておきましょう。
立ち入り禁止区域がある場所では絶対に立ち入らないようにしましょう。
⑤子どもやペット連れの場合の注意点
子どもやペットを連れて釣りに行くときは次のことに注意してください。
目を離さない
子どもやペットは思わぬ行動をすることがあります。
水辺に近づきすぎたり、釣り道具に触れてケガをする可能性も。
常に目を離さず、必要に応じてライフジャケットを着用させましょう。
釣り場選びは安全第一
段差の少ない堤防や、柵がある場所など、安全性の高い釣り場を選ぶようにしましょう。
また、混雑していない時間帯を選ぶと安心です。
ペットのリードは必須
ペットが釣り糸に絡まったり、仕掛けを口にしてしまうことを防ぐためにも、リードでしっかり管理しましょう。
特に猫や犬などは、動くルアーに飛びつくことがあります。
必要なグッズを用意する
暑い日や長時間の釣行には、飲み物・日よけ・休憩できる場所の確保も大切です。
おやつやペットのトイレ用品なども忘れずに持参しましょう。
お子さんやペットを連れて行く際には、事故を起こさないように事前準備をしっかりとすることが大切です。
万が一に備えて緊急連絡先を確認しておく

釣りやレジャーで海・川・池などの水辺に出かける際は、転落や事故に備えて緊急時の連絡先と通報手順を事前に確認しておきましょう。
いざという時に慌てず行動するためには、事前の準備がとても重要です。
- 海での転落や事故:【海上保安庁】118番
- 川・池・湖での事故やケガ:【消防・救急】119番
これらの番号を覚えておくだけでも、万が一のときに命を守る行動ができるようになります。
現地のルールや注意書きを確認する(港・堤防など)
釣り場によっては、立ち入り禁止エリアや釣り禁止のルールが設けられていることがあります。
特に港や堤防は、漁師さんの作業場所であったり、事故防止のために制限があるケースも少なくありません。
現地に設置されている看板や注意書きは必ず確認しましょう。
ルールを守らずに釣りをしてしまうと、思わぬトラブルになったり、今後その場所で釣りができなくなることもあります。
また、事前にネットや地図アプリ、釣り人のブログなどでその場所の情報を調べておくのもおすすめです。
安全に楽しく釣りをするために、マナーとルールをしっかり守りましょう。
③ 初心者でも安心!釣りの持ち物リスト【完全版】

初めて釣りに行くときは、何を準備すればいいのか分からないもの。
いざ釣り場に着いてから「アレがない!」と気づいて困ってしまうことも少なくありません。
釣りがまったく初めての方でも安心して釣りを楽しめるように、持っていくべき道具をリストにまとめました。
出発前にしっかりチェックして、忘れ物のない快適な釣りデビューを目指しましょう!
🎣 釣り道具編(最低限必要)
- ロッド(竿)・リール・ライン
- 仕掛け(ルアーやサビキなど)
- タモ or フィッシュグリップ(魚を安全に扱う)
最低限これらを持って行けば、釣りをすることはできます。
🧳 快適装備編(あると安心)
- 偏光サングラス(海面の反射防止)
- 帽子・日焼け止め・タオル
- 折りたたみチェア
- 小型クーラーボックス(飲み物・釣った魚)
釣りのしやすさを向上させてくれるアイテムになります。
これらがなくても釣りはできますが、揃えておくと釣りのストレスを軽減することができます。
🛠 安全・衛生アイテム編
- ライフジャケット
- 絆創膏・虫よけスプレー
- ウェットティッシュ・アルコールスプレー
- ヘッドライト(夕方以降の釣り)
安全に釣りを楽しむために必要なアイテムです。
なかでも特に重要になるのがライフジャケットです。
海の釣りで起こる事故のほとんどが堤防や岸壁からの転落事故によるもの。(海上保安庁公式サイトより)
ライフジャケットは命を守るものなので、「あった方が良いの」ではなく「必ず必要なもの」と考えてください。
安全あってこその釣りなので、準備を万端にして、楽しい時間を過ごしましょう。
♻ ごみ処理・マナー用品編
- ゴミ袋(レジ袋でもOK)
- トング(ルアー回収・ゴミ拾い)
- タオル or 手拭き(魚・道具の手入れ)
ゴミは必ず持ち帰り、釣り場を綺麗に保つことが、次に訪れる人や自然環境への思いやりになります。
また、トングやタオルを持参することで、安全かつ清潔に釣りを楽しむことができます。
こうしたちょっとした心がけが、気持ちの良い釣りライフにつながります。
釣りを楽しむだけでなく、周囲への配慮も忘れずに。
④ よくある初心者の失敗とその回避法
釣りが初めての方にありがちな「うっかりミス」、実はけっこうあるんです。
でも大丈夫!あらかじめ知っておけば、ちゃんと防げます。
ここでは、初心者によくある失敗とその対策をわかりやすく紹介します。
初心者によくある失敗とその回避方法について紹介していきます。
失敗①:釣り場に着いて釣具を忘れたことに気づく
釣り場に到着して、いざ釣りを始めようと準備をしているときに、「あれ?仕掛けがない…」と気づくこと、実は多くの人が経験している失敗です。
初めての人だけでなく、慣れている人でもうっかりやってしまうことがあります。
誰にでも起こり得るミスだからこそ、事前の準備とチェックがとても大切です。
回避法① :予備の釣具を準備しておく
釣り道具の中に、予備の釣り具セットを用意しておくと安心です。
一番忘れてしまいがちなのが仕掛けやルアーが入ったボックス。
予備の仕掛けまたは、ルアーボックスを用意しておけば、忘れても釣りができる「保険」になります。
回避法②: 前日の夜に準備する習慣をつける
釣行当日の朝はバタバタしがちなので、前日の夜にじっくり準備するのがオススメ。
余裕をもって確認できるので、忘れ物のリスクが減ります。
回避法③ :チェックリストを作る
釣りの持ち物を一覧にしたチェックリストを紙やスマホにメモしておくと便利です。
「仕掛け・針・オモリ・リーダー」など、細かく項目を分けておくと漏れを防げます。
失敗②:釣り場に着いたら立ち入り禁止または釣り禁止だった
せっかく準備をして釣り場に到着し、これから釣りを始めるぞって時に「立ち入り禁止」や「釣り禁止」の看板を見てガッカリ…。
実はこうした経験をしている釣り人は意外と多くいます。
場所によっては、過去の事故やマナー違反が原因で、以前は釣りができたポイントでも禁止になっていることがあります。
事前に情報を確認しておけば、防げる失敗です。
回避法:事前に地図アプリやブログなどで釣り場の情報を調べておく
行きたい釣り場について調べる時には、事前にその釣り場が立ち入り禁止、釣り禁止でないかを確認しておきましょう。
昔は釣りができたけど、最近はルールが変わって釣りができない場所も増えてきてしまっているので、できる限り最新の情報を探しましょう。
もし言った釣り場がダメだった場合に備えて、違う釣り場候補も探しておきましょう。
失敗③:ゴミを置いて帰ってしまった
釣り場にゴミを放置する行為は、現地を管理する漁協や地元の方々に大きな迷惑をかけてしまいます。
このようなマナー違反が積み重なると、釣り自体が禁止される場所になってしまうことにも繋がります。
快適な釣り場環境を守るためにも、ゴミは必ず持ち帰るのが釣り人の基本です。
「来たときよりもきれいにして帰る」この意識を忘れずに行動しましょう。
回避方法①:「マナーアイテム」は釣具と一緒に準備をする
ゴミ袋やトングなどの「マナーアイテム」は、釣りを楽しむための大切な道具のひとつです。
ロッドやルアーと同じように、釣行の準備段階で一緒に用意しておくことが基本です。
うっかり忘れてしまわないよう、釣具とまとめて保管するのもおすすめです。
回避方法②:そもそもゴミを持ち込まない工夫をする
最も簡単な対策は、ゴミになりそうなものを最初から持って行かないことです。
釣りの準備段階で、余分な包装や使い捨ての容器などはあらかじめ家で取り除いておきましょう。
できるだけコンパクトに、「使うものだけを持っていく」意識を持つことで、釣り場で出るゴミを大幅に減らすことができます。
まとめ:マナーと準備で、気持ちのいい釣りデビューを!
釣り初心者にとって、釣り場でのマナーと持ち物の準備は「釣れるかどうか」と同じくらい大切なポイントです。
マナーを守ることは、あなた自身だけでなく、他の釣り人や地元の方々にとっても大きな意味があります。
また、事前に持ち物をきちんとチェックしておけば、当日「何か足りない!」と慌てることもありません。
安全・快適・気持ちの良い釣り時間を過ごすためにも、基本をしっかり押さえておきましょう。
「釣りは準備から始まっている」と言われるように、準備次第で当日の充実度は大きく変わります。
これから釣りを始める皆さんが、楽しく、そして安全に釣りデビューできるよう願っています!
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