「釣り用の長靴の選び方が知りたい」
「釣り用の長靴って普通の長靴と何が違うの?」
「釣りで必要な機能って何?」
「そもそも釣り用の長靴って必要なの?」
と思っていませんか?
釣りで長靴がいったいどんなシチュエーションで役に立つのか具体的なメリットって意外とわかりませんよね?
そこで、この記事では釣り用の長靴の必要性や普通の長靴との違い、釣り用の長靴の選び方について紹介していきます。
釣りの長靴の必要性を理解して、安全に楽しく釣りを楽しめるようにしましょう
普通の長靴と釣り用長靴の違いについて
はじめに、釣り用の長靴と通常の長靴の違いについて説明していきます
通常の長靴
通常の長靴の特徴としては次の通り
- 雨の日に足が濡れないようにするため
- 泥や水による汚れから足元を守ってくれる
通常の長靴の基本用途は、雨の日に足元が濡れないようにするために履くものです
特別なことがない限り、雨の日にしか履くことがないのかなと思います
釣り用長靴
続いて、釣り用長靴の特徴は次の通りです
- 滑り防止が施されている
- 水に入ることを前提に作られている
- 寒さ防止に特化して作られているものもある
- 擦れキズに強い作りになっている
釣り用の長靴と普通の長靴との大きな違いは、雨の日じゃなくても履くことです
通常の長靴と同じく水に濡れないようにするという用途は同じですが、釣り用の長靴は釣りで起こり得る事故やケガを防ぐために履くものになります
滑り防止や浸水対策、キズや擦れに強い設計になっています
また、冬場の寒い時期用に防寒対策が施されているものもあります
釣行時に履くことで、釣り場で想定される事故やトラブルを防ぐための機能が付いており、安全に釣りを楽しむために必要になります
釣り用長靴の必要性
釣り用長靴はその名の通り、「釣りをすることに特化した長靴」になります
釣りにで起こる事故トラブルを防ぐための安全対策として履くものなので、釣りをする上で必要性が高いといえます
それでは、釣り長靴の必要性についてみていきましょう
- 滑り防止が秀逸!
- 作りが丈夫!
- 防寒性能が優秀!
滑り防止が秀逸!
釣りを行う水辺では、藻やコケが生えていたり、泥や水によって滑りやすい状況になっていることがほとんどです
釣り用の長靴は、そういった滑りやすい場所でも歩けるように滑り防止性能が高く作られています
後述しますが、長靴のソール(靴底)には種類があり、釣り場の状況に合わせたソール(靴底)を選ぶことで、より高い滑り防止性能を発揮することができます
滑ってしまうことでケガをすることに加えて、持っている釣具を落としてしまって、キズついたり、水没して紛失してしまう可能性も高くなってしまいます
こういったトラブルや事故を防ぐためにも、滑り対策として釣り用の長靴を履くことは有効的な対策といえます
作りが丈夫!
岩場などのハードな場所での使用を想定して作られているので、擦れ、キズに強い作りになっていて、切れたり破れたりしにくいです
岩場には、岩カキなどの貝類や尖った岩によって長靴にキズが入り、そこから水が入ってくることもあります
キズが入りやすいことを想定して作られているので、釣り用の長靴は丈夫に設計されています
防寒性能が優秀!
防寒機能が優秀で冬の釣りでの必需品になります
冬の寒い日に釣りをしているとつま先がかじかんでしまい、痛くなってしまうことも少なくありません
あまりに痛すぎると釣りどころではなくなってきます
冬場の長時間の釣りは特に厳しいので、冬の釣りでは必須のアイテムといえるでしょう
釣りに必要な機能が備わっているのが釣り用の長靴になります
安全面を重視するためにも釣り用の長靴を選択することで、事故を減らすことに繋がるのです
以上が釣り用長靴が必要な理由になります
釣り用長靴を選ぶポイント3ステップ
釣り用の長靴には、状況に特化したものを選ぶ必要があります
あなたがしている、しようとしている釣りの状況に合わせた長靴を選ぶことが大切になります
では、釣り用長靴の選び方について4ステップで紹介していきましょう
1.使うシチュエーションを決めよう


釣りをする場所がどんな場所なのかを決めることによって、どんな長靴を選ぶべきなのかがわかります
どんなシチュエーションで使うことを想定していますか?
釣りでは、次のような場面で使われることが想定されます
1.整備されている平らな場所(堤防など)
2.岩場・磯場・テトラポット帯のゴツゴツした場所
3.流れの速い場所
4.コケが生えていて滑りやすい場所
5.泥などでぬかるんでいる場所
6.釣船
上記のようなシチュエーションを決めることで「ソール」や「長靴の素材」を決める基準になるので、
まずは、あなたが「どんな場所で釣りをするのか」を上記の①〜⑥を参考に考えてみましょう
2.ソールを選ぼう

釣りをする場所が決まったら、その場所にあったソールを選んでみましょう
ソールとは、靴底のことを指します
ソールは、種類ごとに得意・不得意な場所があり、それぞれ適正な場所が異なります
シチュエーションに合わせたソールを選ぶことで安全に釣りを楽しむことができます
ソールの種類は次の3つがあります
- ラジアル
- フェルト(フェルトスパイク)
- スパイク
3つのソールの特徴について紹介していきましょう
ラジアル

ゴム素材で車のタイヤのように溝の入っているソールです
特徴は次の通り
- 堤防など平坦な場所が歩きやすい
- 濡れている場所で滑りにくい
- コケが生えている場所などの滑りやすい場所は苦手
ラジアルソールは、汎用性が高く、釣り用と日常使いどちらでもつい会うことができるソールです
苦手な場所として、コケが生えていて滑りやすい場所になります
コケの生えている場所での使用する際は注意してください
1.整備されている平らな場所(堤防など)
5.泥などでぬかるんでいる場所
6.釣船
フェルト(フェルトスパイク)

ソールがフェルト生地になっているソールのことです
特徴は次の通りです
- コケが生えている場所で滑りにくい
- 濡れている場所で滑りにくい
- クッション性が高く疲れにくい
- 消耗が激しい
- 砂や落ち葉などがある場所では滑りやすい
滑り防止性能は、ラジアルソールの上位互換のソールといえますが、ソールの消耗が激しくソールの交換などのメンテナンスが必要になります
浜辺や山道といった砂がある場所ではグリップ性能が低下するので注意が必要です
フェルト生地の中にスパイクが仕込まれている「フェルトスパイクソール」なんてものもあります
フェルトとスパイクの良いとこ取りをしていて、滑り活躍が期待できます。
しかし、フェルトの弱点である砂や落ち葉などのある場所では滑ってしまうのは克服しきれていませんので、砂や落ち葉のある場所での使用は避けた方が良さそうです
1.整備されている平らな場所(堤防など)
2.岩場・磯場・テトラポット帯のゴツゴツした場所
3.流れの速い場所
4.コケが生えていて滑りやすい場所
スパイク

スパイクソールは、ソールに鉄製のハリ付いているソールのことです
特徴は次の通りです
- 岩などのゴツゴツした面にスパイクが引っかかり滑りにくい
- 堤防などの平坦な場所を歩くときにもスパイクが引っかかり歩きにくい
- 釣船などでは船の床にキズをつけてしまう
スパイクの最大のメリットは、岩場やテトラポットの上でスパイクが引っかかることで滑りにくくなることです
磯場やテトラポット帯のようなゴツゴツした路面を歩くことに特化したソールといえます
路面がゴツゴツした場所を歩く時にはスパイクソールを選択すると安全です
しかし、引っかかるがゆえに平坦な場所で歩く時にもちょっとした段差や何もない場所で引っかかってしまい歩きにくいです
特に、すり足気味で歩く方、走ることがある方は引っかかると転ぶ可能性があり危険ですので注意が必要になります
また、釣船で使用すると船の床にキズを付けてしまうので、船釣りをする際には履かないように注意しましょう
2.岩場・磯場・テトラポット帯のゴツゴツした場所
3.流れの速い場所
4.コケが生えていて滑りやすい場所
5.泥などでぬかるんでいる場所
あなたが使いたいソールは見つかりましたか?
シチュエーションに合わせたソールを選んでみましょう
3.素材を選ぼう
続いて、長靴の素材を選んでみましょう
素材によっては重さや柔らかさが変わり、長靴の履き心地に直結します。
素材の種類と種類ごとの特徴について紹介します
ゴム
最も一般的で多くの長靴に使われている素材がゴムです
ゴムの特徴は次の通りです
- 弾性が高く疲れにくい
- 摩擦に強く摩耗しにくい 高頻度で釣りに行く人
- 海水の成分や紫外線に弱く劣化しやすい
弾性が高いことで長時間履いていても疲れにくいです
また摩擦性能が高いので、傷が入りにくく丈夫なので、高頻度で釣り行く方に向いています
ただ、海水や紫外線に弱く劣化がしやすいので、2~3年といった長期間の使用は難しいです
壊れにくい反面、紫外線による劣化などで長期間の使用が難しいので、釣りに行く頻度が高い方に非常におすすめです
PVC(ポリ塩化ビニル)
PVCの特徴について次の通りです。
- 汚れにくい
- 変形しにくくクセが付かない
- 耐久性が高くキズがつきにくい
- 低温時には固くなる
- 耐久性が高く汚れにくく変形しにくいです
PVCの特徴を一言で言うと、管理が簡単ということになります
唯一の弱点として、低温時に固くなることです
冬など気温の低い時期や夜釣りの時には、固くなって履き心地が悪くなり、疲れやすくなってしまいます
そのため、履き心地よりも管理のしやすさを優先する方におすすめです
また、初めて長靴の購入を考えている方にもおすすめの素材になります
EVA
EVAは、酢酸ビニル共重合樹脂と呼ばれるプラスチックの仲間の素材です
EVA素材の特徴は以下の通りになります
- 軽くて柔らかく歩きやすい
- 高弾性でクッション性が高い
- 熱に弱く、変形しやすい
EVA素材は、軽くて柔らかいに加え、高弾性でクッション性が高いので歩きやすいです
寒くても固くなることもないので、冬でも履き心地に変化はありません
長距離を歩く際や足が痛くなりやすい方におすすめの素材になります
ただ熱に弱い傾向があり、夏場の炎天下の車の中に置きっぱなしにすると熱くなりグニャグニャに変形してしまい型崩れの原因となります
釣りに行かない時や使用しない時には、なるべく暑くならない場所、下駄箱などで保管する必要があることを覚えておきましょう
4.長さを決めよう
選び方の最後は長さを決めましょう
雨の日にのみ使うという場合には、長さはあまり気にしなくても構いません
水の中に入ることが前提の渓流や波をかぶりやすい磯釣りでは、極力丈の長い長靴を選ぶようにしましょう
長靴の長さでは足りないような場所での使用を考えているのであれば、そもそも長靴ではなくウェーダーを選択すると良いでしょう
釣り用長靴のおすすめメーカー紹介
シマノ
言わずと知れた釣具メーカーの老舗メーカーです
さまざまな条件にマッチする長靴がラインナップされており、性能面ではトップクラスのメーカーになります
ダイワ
ダイワもシマノに並ぶ大手釣具メーカーです
性能面はもちろんのこと、アパレルやウェアのデザイン性が良く老若男女関係なく人気のあるメーカーになります
DRESS
価格が安く、コスパの良い釣具を展開しているメーカーです
価格は安いですが、機能性が高いので多くのユーザーに選ばれているメーカーです
FIELDOOR
アウトドアをメインとしたメーカーですので、釣具は展開していませんが、長靴は釣りユーザーに人気があります
アウトドアも山道や砂浜といった釣りをする場所に似たシチュエーションも多く、アウトドア用の長靴を釣りに使うこともできますので、今回紹介しています
まとめ:釣り用長靴を履いて安全に釣りを楽しもう!
長靴の選び方について振り返ってみましょう
釣り用の長靴の選び方4ステップは次の通りです
- 1.シチュエーションを決めよう
- 2.ソールを選ぼう
- 3.素材を選ぼう
- 4.長さを決めよう
選び方4ステップを参考にしてあなたの釣りに合った長靴を選んでみましょう
長靴では入れない深場での使用を考えているのであれば、ウェーダーやヒップウェーダーを選択肢に入れてみてください
不要な事故、ケガを避けて安全に釣りを楽しむためにも、きちんとした長靴を選んで釣りを楽しみましょう
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